立場という幻

会社の集合教育でグループ討議を行いました。
主任・課長などリーダ層をターゲットとした教育だったのか、
メンバーの大半はベテランの方々でした。
ベテラン相手の議論であれば、
業務の中では日常的に行っていることです。
でも、今日のグループ討議では
いつもの5割増し位で相手の主張のポイントが見えたし、
こちらの主張も伝えられた気がします。
人工的な課題は単純化されていて議論しやすいし、
所詮教育なのでみんな武装解除しているわけで、
利害関係がないから、ってのはあります。
でもだからこそ、
いつも迷いを見せず涼しい顔で決断を下す彼らの、
本心では根拠が無いことによる不安や焦り、
はったりが看破されたときの狼狽ぶりなど、
普段は見られない姿を直に触れることができたのは、
これまで受講した教育の中で最高の成果だったと思います。
どんなに経験を重ねたって、どんなしかめっ面をキメていたって、
こんな複雑な世の中ですもの、
確信持てない事だっていっぱいあるよね。
そしてベテランの皆様、
いろいろ生意気言ってすんませんでした。